引っ越しシーズンも到来し、新生活のために賃貸アパートやマンションを探している人も多いでしょう。ですが、その物件、本当に住んで大丈夫ですか?
事故物件とは・・・
傷害事件や殺人事件、事故、自殺など何らかの原因で人がなくなった物件や建物を「事故物件」といいます。
普通の感覚だと、さすがに「この物件、前の人がこの浴槽で自殺してたんですよ!」と元気いっぱいに不動産屋さんに紹介されたところで、住みたくなんか無いですよね。
でも、あなたが思っている以上に事故物件ってあるんですよ。
賃貸情報で事故物件の見分けるポイントは?
事故物件は、不動産屋には借り主が不利になる情報については「分かりやすく伝える義務(告知義務)」があります。
インターネットの広告をみると分かりやすく「告知事項あり」と書いています。
全てに「告知事項あり」と書かれているわけではない
「告知事項」の義務はあるのですが、残念ながら全部の不動産屋さんがちゃんと法律を守っているわけではありません。黙って契約させてしまう悪徳不動産屋も中にはいます。
また「告知事項」する期間というのが、各不動産屋のマイルールとしてあります。例えば、直前の借り主が死亡したケースの場合、その直後に借りた人にだけ伝えて、その次の借り主には伝えなかったり、事件が起きて2年が過ぎたら伝えなかったり。
よく言われる「直後に借りる人にだけ伝えればいい」というのはあくまでマイルールで、法律で直後の人だけ伝えればいいと明記されているわけでは無いんです。ですから、本来なら「聞かれたら答えなければいけません」。
ただ不動産屋さんも商売なので、いつまでも借りてくれないわけにはいきませんし、自分から伝えるのは一つ前までとルールを決めているのでしょう。
「大島てる」という事故物件検索サイトの存在
先に書いたように、ちゃんと「告知事項あり」と書いてくれていればいいんですが、書かなくていいと不動産屋が判断した物件、大家さんが黙って不動産屋で販売している物件などの「隠れ事故物件」を見つけ出す方法の一つに「大島てる」というサイトがあります。
大島てるは、「大島てる(ニックネーム)」さんが管理・運営している事故物件情報を調べられるサイトです。
もともとは大島てるさんが自分で事故物件をコツコツ登録していましたが、今は第三者からの情報提供をもらい、てるさんがチェックして更新する形にかわっています。
一つ見てみましょう。
「座間市緑ヶ丘6丁目16-15」で住所検索すると・・・
事故物件であることがわかります。この場所は座間の連続殺人事件の舞台になったアパートです。しかも実は炎のマークは2つついていて、平成26年にも死体遺棄事件が起きています。
3分でチェック『事故物件診断』アプリ
一見便利な「大島てる」ですが、当たり前ですが全ての事故物件をカバーしているわけではありません。
事故物件は日々増え続ける上、次の次には言わなくていいという業界マイルールのために、名義だけ書き換えたり、意図的に一定期間貸さなかったり、別の用途で使って戻したり、物件ロンダリングされています。
それを見極める一つの方法として「事故物件」のポイントをチェックできるアプリを作成しました。
※iPhone版は後日配信予定